アノードとカソード
電池やダイオードでは電極として「アノード」「カソード」という言葉が使われていますが、両者の定義を曖昧に記憶していたので整理してみました。
まず電池ですが、電解質溶液からアニオン(負イオン)が集まるのがアノードで、カチオン(正イオン)が集まるのがカソードとなります。アノードではアニオンから受け取った電子が外部回路へ流れ出します(電流は流れ込む)。反対にカソードではカチオンに電子を受け渡すので外部回路からは電子が流れ込みます(電流は流れ出す)。
一方ダイオードの場合ですが、外部回路へ電子が流れ出す(電流は流れ込む)のがアノードで、外部回路から電子が流れ込む(電流は流れ出す)のがカソードです。アノードからカソードへの方向のみ電流を流します。
図の様に電池と抵抗、ダイオードをつなぐと、電池のカソードはダイオードのアノードと、電池のアノードはダイオードのカソードとつながります。電池、ダイオードとも「外部から電流が流れ込むのがアノードで、外部へ電流が流れ出すのがカソード」と考えれば理解しやすいですね。本記事は下記ページとWikipediaを参考にさせて頂きました。
「太陽電池とバイパスダイオードの原理に関する基礎知識 | NTT REC VALUE ブログ」
https://blog.nttrec.co.jp/solar-battery-bypass-diode/