はんだのフラックス「ロジン」

私が使っているはんだには「ヤニ入り」と表示されています。はんだの先端をルーペで拡大すると、中心部に穴が開いて透明なヤニが入っているのが見えます。このヤニのことを「フラックス」といいまして、はんだで接合しようとする金属表面の酸化物除去や加熱中の酸化防止のために加えられているものです。私が使っているはんだにはヤニとして弱活性化ロジンが加えられています。熱を加えるとロジンに含まれるアビエチン酸が酸化銅と反応してアビエナイト銅となることで、銅表面の酸化物が取り除かれてはんだにぬれやすくなるそうです[1]。

【参考文献】
[1] 横井重己「ソルダリング材料」溶接学会誌 第65巻 第7号(1996)

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