彫金の世界

これまでにものづくり系の習い事をいくつか経験しましたが、私にとって特に未知の分野が「彫金」でした。彫金は銀や真鍮などの金属を加工してアクセサリーなどを作る技能です。

彫金では金属のろう付けを行うので工房にはガスバーナーや酸洗いの設備があり、どこか化学実験室の様な雰囲気が漂います。私は何度かスクールに通い、銀の指輪を作ったり真鍮を切り出して花の形に加工したりしました。意外だったのが材料として銀を気軽に使っているいうこと。金に比べるとずっと安いので彫金の材料として使いやすい様です。

彫金の世界には独特の道具があり、御徒町駅近辺にシーフォースやコモキンといった専門店があります。私は彫金用の糸鋸を購入して他の用途にも活用しています。本来は厚手の金属板を切断するための道具ですが、金属ワイヤーなどを切断するためにも使えます。

あと金属に丸みを付けるための「矢坊主」と「玉台」という道具があります。例えば花の形に切り出した真鍮板を玉台に入れて矢坊主で押さえつけると、丸みを持った花の形を作ることができます。この矢坊主と玉台も使い方次第で色々と活用できそうです。

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