イトムカ鉱山と水銀リサイクル

かつて北海道の山の中に良質な水銀が採掘されるイトムカ鉱山がありました。Wikipediaおよび鉱山を開発した野村興産によると、イトムカ鉱山は主要鉱石が自然水銀という世界的にも珍しい鉱山であり、貴重な軍事物資として増産が重ねられ、三十余年にわたり東洋一の生産量を誇ったそうです。

戦後水俣病が起きてから水銀の需要は低下し、1974には採掘が中止されました。現在の野村興産イトムカ鉱業所は日本で唯一、水銀含有廃棄物(電池や蛍光灯など)の処理とリサイクルを行う事業所となっています。リサイクルの方法としては、選別などの前処理をした廃棄物を600~800℃で加熱し、気化した水銀を回収している様です。

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