実験室の地震対策

確か2005年くらいだったかと思いますが、大学院の頃に実験室の地震対策を任されたことがありました。ホームセンターで材料を買ってきて、まず実験器具を入れていたアングルの棚に、地震の揺れで物品が落ちない様に落下防止バーを取り付けました。また実験室の床にコンクリートドリルで穴を開けて、アンカーボルトとL字金具で薬品棚をガッチリ固定しました。

この時初めてアンカーボルトというものを使いました。コンクリートに開けた穴にアンカーボルトを入れて芯棒をハンマーで打ち込むと、端っこが広がってコンクリートに固定されます。建物のコンクリートに直接穴を開けて何かを固定するなんて経験は、後にも先にもあの時だけでした。

2011年の東日本大震災ではこの時の母校も私の職場も大きな揺れに見舞われて大変でしたが、大震災の前にある程度の地震対策を済ませておけて良かったです。

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