2020年12月12日 / 最終更新日時 : 2020年12月14日 pack75 情報・雑感 ガイスラー管から生まれたネオン管 1857年、真空放電の実験などに用いるために「ガイスラー管」がドイツで発明されました。ガイスラー管の真空度は数百~数千Pa程度、放電はグロー放電となります[1]。1893年、このガイスラー管に窒素または二酸化炭素を封入し […]
2020年11月19日 / 最終更新日時 : 2020年11月23日 pack75 情報・雑感 白熱電球の材料 白熱電球はガラスと金属から作られています。外側の丸いガラス部分(ガラスバルブ)には、まぶしくないように内面に光を拡散するシリカ粒子が静電塗装されます[1]。静電塗装に際しては高圧発生装置と繋がったバーナーが用いられ、バー […]
2020年11月18日 / 最終更新日時 : 2020年11月23日 pack75 情報・雑感 はんだと共晶組成 はんだはスズと鉛の合金であり、はんだ付けにより他の金属と合金を作り接着する役目はスズが担っています[1]。スズの融点は232℃、鉛の融点は327.5℃ですが、両者を混ぜ合わせることにより融点が下がり、スズ62%鉛38%の […]
2020年11月17日 / 最終更新日時 : 2020年11月21日 pack75 情報・雑感 はんだのフラックス「ロジン」 私が使っているはんだには「ヤニ入り」と表示されています。はんだの先端をルーペで拡大すると、中心部に穴が開いて透明なヤニが入っているのが見えます。このヤニのことを「フラックス」といいまして、はんだで接合しようとする金属表面 […]
2020年11月15日 / 最終更新日時 : 2020年11月19日 pack75 情報・雑感 水銀整流器 電車の直流変電所などでは1960年頃まで「水銀整流器」なるものが使われていたそうです。タコの様な形で青白く光る、とてもインパクトのある姿をしています[1]。 この整流器は水銀アークの整流作用を利用しており、陰極に水銀を、 […]
2020年11月13日 / 最終更新日時 : 2020年11月18日 pack75 情報・雑感 蛍光灯におけるペニング効果 蛍光灯は低圧水銀灯の一種で、内部にアルゴンガスと水銀が封入されています。Wikipediaによるとアルゴンガスは2~4 hPa(1気圧は約1,013hPa)とかなり低圧で封入されています。一方水銀は固体または液体の状態で […]
2020年11月12日 / 最終更新日時 : 2020年11月13日 pack75 情報・雑感 イトムカ鉱山と水銀リサイクル かつて北海道の山の中に良質な水銀が採掘されるイトムカ鉱山がありました。Wikipediaおよび鉱山を開発した野村興産によると、イトムカ鉱山は主要鉱石が自然水銀という世界的にも珍しい鉱山であり、貴重な軍事物資として増産が重 […]
2020年11月11日 / 最終更新日時 : 2020年11月19日 pack75 情報・雑感 デカルト座標系 現在使われている直交座標系は哲学者デカルトが生み出したもので、デカルト座標系とも呼ばれます。デカルトは1637年に発表された「幾何学」においてこの座標系の考え方について述べています。金沢工業大学のWEBページによれば、デ […]
2020年11月7日 / 最終更新日時 : 2020年11月15日 pack75 情報・雑感 二酸化炭素は水に溶ける 化学実験を行うには純水が必要になりますが、純水製造装置で作った純水を空気中に置いておくと空気からCO2が溶け込むため完全な中性(pH7.0)にはなりません。CO2は水に溶けるとH2CO3(炭酸)になり、水の中で解離してH […]
2020年11月3日 / 最終更新日時 : 2020年11月15日 pack75 情報・雑感 アノードとカソード 電池やダイオードでは電極として「アノード」「カソード」という言葉が使われていますが、両者の定義を曖昧に記憶していたので整理してみました。 まず電池ですが、電解質溶液からアニオン(負イオン)が集まるのがアノードで、カチオン […]