工学部への学士編入学
私は2つの大学で学ばせて頂いたのですが、2つ目の大学へは工学部3年次へ学士編入学しました。編入学には4年制大学卒業者(学士号取得者)向けの学士編入学と高専(高等専門学校)卒業者向けの編入学があります。編入学の門戸を高専卒業者にしか開いていない大学が多かったのですが、受験できる大学を何とか探して入学しました。
編入学試験には工学部2年次までに学習する基礎的な内容が出題されるので、ここでも足りない知識(フーリエ解析、電磁気学、材料力学など)を独学して試験を受けました。この時は卒業実験を行いながら勉強していたので結構しんどかった記憶があります。土日は学生街の喫茶店に籠もって勉強していました。
工学部に入学してからは、ずっと興味のあった電子回路の理論やプログラミングを学んだり、ロボコンサークルでロボットを作ったりと充実した日々だったのですが、編入学してからちょうど1年後に色々な事が重なって調子を崩し、回復するのに1年ほどかかりました。その後、居心地の良い研究室に出会い、しばらくその研究室でお世話になりながら研究することになります。その辺りのお話も、また別途記事に書かせて頂ければと思います。