ガスバーナーでガラス器具を作る

生物学科ではガスバーナーを使って簡単なガラス器具を作る実習がありました。作ったのは溶液を攪拌するための「スパチュラ」と微量の液体を扱うための「パスツールピペット」です。どちらも実験室のブンゼンバーナーで加熱して加工します。スパチュラはガラス棒の端をバーナーで柔らかくなるまで加熱し、先を押しつぶして耳かきの様な形にすれば完成。とても簡単です。パスツールピペットは、まずガラス管の真ん中をバーナーで柔らかくなるまで加熱し両側から引っ張ります。引き延ばされて細くなった部分に目立てヤスリで傷を付けて折ると2本のパスツールピペットになります。この状態ではピペットの先端(折った部分)がギザギザしているので、先端をバーナーで軽く溶かして滑らかにしたら完成です。ガラス細工の初歩の初歩でしたがいい経験になりました。バーナーワークを学ぶのであればガラス工芸教室に通うのも一つの手かもしれません。

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